創業100年以上の「長寿企業」、全国に2万7千社

2014年10月18日 更新

 帝国データバンクの「長寿企業の実態調査」結果によりますと、創業から100年以上が経過した「長寿企業」が、全国に2万7335社存在することが分かりました。

このうち、第一次世界大戦が勃発した1914年に創業し、今年100年を迎え「長寿企業」の仲間入りを果たした企業は1233社。
主な企業としては、銀行や信用金庫が目立つほか、梅酒の製造を行うチョーヤ梅酒も長寿企業の仲間入りを果たした。

 業種を細分類別にみると、最も多かったのは「清酒製造」の725社。
2位は「貸事務所業」の674社、以下、「酒小売」(601社)、「呉服・服地小売」(569社)、「旅館・ホテル経営」(541社)、「婦人・子供服小売」(491社)、「酒類卸」(418社)、「木造建築工事業」(383社)、「一般土木建築工事業」(376社)。

 都道府県別の「長寿企業排出率」(長寿企業数÷全企業数)をみると、
「京都府」が4.00%で最も高い。第二次世界大戦の被害が少なかったこと、寺社仏閣の支援があり伝統工芸を守り育てる風土があったことなどが長寿企業の存続にプラスに働いたとみられます。
2位以下も「山形県」(3.91%)、「島根県」(3.72%)、「新潟県」(3.69%)と続き、古くからの交易により商業や地場産業が栄えた日本海側地域が上位にランクインしています。

また、10項目の財務分析指標について、長寿企業平均が全企業平均を上回った項目は、
売上高経常利益率自己資本比率でした。
長寿企業は本業で稼いだ利益である営業利益よりも経常利益のほうが多く、営業外損益がプラスになっている傾向があります。保有株式や土地・建物などの資産を活用し、本業外で収益を生み出しているといえるのではないでしょうか。

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