ダブついている銀行預金、預貸ギャップは217兆円に拡大

2014年1月11日 更新

アベノミクスによる大胆な金融緩和で銀行貸出は増加基調を強めている一方で、
預金の増加ペースが貸出を上回り、預金と貸出金の差額である預貸ギャップが拡大しています。

国内銀行113行の2013年9月期決算では、預貸ギャップが前年同期より14兆4,748億円(7.1%増)増え、217兆円に拡大しました。

総貸出金残高は、461兆642億1,800万円(前年同期比5.3%増)。
これに対し、総預金残高(譲渡性預金を含む)は678兆4,893億7,600万円(同5.9%増)にのぼり、貸出金の伸びを上回りました。

年金を受給する高齢者を中心に預金が増えていることや、企業の現金・預金が膨らんでいるためで、2013年9月期の「預貸ギャップ」(預金+譲渡性預金-貸出金)は、217兆4,251億5,800万円に達し、預金の貸出金に対する大幅超過が続いています。

最近の「預貸ギャップ」の半期推移(6カ月)は、
2011年3月期が194兆6,804億4,100万円、
同9月期が195兆3,859億8,500万円、
2012年3月期が201兆7,783億5,300万円、
同9月期が202兆9,503億4,600万円、
2013年3月期が214兆5,354億3,600万円
と年々拡大を続け、銀行資金が貸出に回っていないことを示しています。

今こそ、「第三の矢」が望まれます。

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