ドイツにおける財政裁判所の手続き(租税法学会第40回記念講演 Jan Grotherr)

2012年2月10日 更新

ドイツにおける財政裁判所の財政裁判権は、世界で唯一のものとされ、その前身であるライヒ財政裁判所は1928年から存在している。

ドイツには18の財政裁判所があり、3人の職業裁判官と2人の名誉裁判官(我が国の裁判員に相当するもの)によって裁判を行う。財政裁判所は、主として租税事案を取り扱い、職権探知主義が採られている。

職業裁判官は、半数は課税庁からの出向者で残りは行政裁判所か通常の裁判所の出身者である。ドイツ国民は、名誉裁判官としての活動を引き受ける憲法上の義務を負っているので、選ばれた場合は、原則としてこれを拒否できない。

最新情報一覧ページに戻る